新着情報

2026.10.5
APUF-9のウェブページを公開しました。会議概要等については、今後順次更新していきます。
APUFとは
アジア太平洋都市フォーラムは、持続可能な都市開発に関する対話、知識共有およびパートナーシップ構築のための、アジア太平洋地域最大のマルチステークホルダーによるプラットフォームです。1993年から国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)及びパートナー機関によって4年ごとに開催されており、地方自治体・各国政府の政策担当者、国際機関、金融機関、市民社会組織、学術・研究機関、民間企業など、都市に関わる幅広い関係者が一堂に会する地域最大級の会合となっています。
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1993
1st APUF @バンコク
(結果:宣言) -
1995
2nd APUF @バンコク
(結果:バンコク宣言) -
2000
3rd APUF @杭州
(結果:杭州宣言) -
2005
4th APUF @ハノイ
(結果:ハノイ宣言) -
2011
5th APUF @バンコク
(結果:2011年アジア太平洋都市現状報告及びバンコク宣言) -
2015
6th APUF @ジャカルタ
(結果:2015年アジア太平洋都市現状報告及びハビタットIIIに向けたジャカルタ宣言) -
2019
7th APUF @ペナン
(結果:未来都市報告書、持続可能な都市化のためのペナン・プラットフォーム、市長能力強化プログラム) -
2023
8th APUF @水原
(結果:水原省庁声明、アジア太平洋の危機に強い都市未来) -
2027
9th APUF @横浜
APUF-9とは
第9回アジア太平洋都市フォーラム(以下、APUF-9)は、国連ESCAPが主催し、横浜市が開催都市を務め、2027年8月31日(火)から9月2日(木)までの期間、日本のパシフィコ横浜ノースで開催されます。持続可能な都市開発に関するアジア太平洋地域を代表するプラットフォームとして、各国政府、都市リーダー、学術機関、市民社会、金融機関及び民間企業が一堂に会し、急速に都市化が進むアジア太平洋地域の都市が直面する課題に対する解決策の推進を目指します。
アジア太平洋地域は現在、持続可能な都市開発において重要な転換点を迎えています。2030年まであと残すところ数年となる中、持続可能な開発目標(SDGs)の達成状況には依然として地域差が見られます。また、都市は気候変動、生物多様性の損失、環境汚染、人口構造の変化、格差の拡大、急速な技術革新、資源制約、インフラや公共サービスへの需要増加など、相互に関連する複雑な課題に直面しています。
一方で、都市は経済成長、イノベーションおよび社会発展の中心的な役割を担っており、国際的・地域的・国家的な目標を具体的な行動へとつなげる重要な場となっています。地域全体では、住宅価格の上昇、気候リスク、高齢化、インフラ整備に必要な資金不足、環境悪化、デジタル経済への対応など、さまざまな課題への対応が求められています。しかしその一方で、各都市はイノベーションの実践の場としても発展しており、気候変動対策、レジリエンス向上、社会的包摂性、経済競争力強化、資源効率化など、複数の成果を同時に生み出す統合的な取り組みが進められています。アジア太平洋地域では、自然を活用した解決策(ネイチャーベースドソリューション)、気候変動への適応、デジタル公共インフラ、循環経済、アフォーダブル住宅の供給、持続可能なモビリティ、多層的なガバナンスなどに関する取り組みが広がっています。
このような状況は、ニュー・アーバン・アジェンダ(NUA)、UN-Habitat戦略計画2026-2029、SDGsローカライゼーション、そして近年の世界都市フォーラムの成果などにも反映されており、持続可能な開発に向けた地域特性に根差した、多層的かつ統合的アプローチの重要性が強調されています。さらに近年では、各国政府、開発銀行、都市ネットワークおよび研究機関において、システム思考、レジリエンスへの投資、都市と農村の連携、自然と調和した開発、そして気候変動・生物多様性・開発目標の統合的推進の重要性が認識されています。
こうした背景のもと、APUF-9は、統合的かつシナジーのある取組を通じて、都市がどのように強靭で持続可能な発展を加速できるかを議論する場を提供します。SDGs目標年である2030年以前に開催される最後のアジア・太平洋都市フォーラムとして、進捗状況の確認、パートナーシップの強化、そして具体的な実施に向けた方策を検討する重要な機会となります。
【APUF-9の主要テーマ】
APUF-9では、ハイレベル対話、テーマ別セッションおよび知識共有を通じて、アジア太平洋地域の都市の未来における重要課題を反映した4つのテーマを中心に議論を行います。
都市計画、定住及び住宅政策
アジア太平洋地域の都市が成長と変化を続ける中で、住宅の手頃さ、インフォーマルな居住、土地管理およびインフラ整備について議論します。また、広域都市圏のガバナンス、都市周辺部の開発、都市と農村の連携にも焦点を当て、より包摂的で強靭かつつながりのある都市づくりに向けた、地域の実情に即した実践的なアプローチを共有します。
気候変動及び都市の強靭性
気候変動や災害リスクの高まりを受け、気候変動への適応と緩和、防災・減災、生物多様性の保全および環境汚染の削減を、都市開発の中でどのように統合していくかを議論します。また、自然を活用した解決策(ネイチャーベースドソリューション)、強靭なインフラ、持続可能なモビリティに加え、都市の強靭性向上と持続可能な成長を支えるために必要なガバナンス、資金調達、データ活用及びパートナーシップについても議論します。
スマートシティ及びデジタル変革
デジタル技術が都市開発の在り方を大きく変える中で、人工知能(AI)、都市データシステム、デジタル公共インフラなどの新たな技術を活用し、都市計画、行政運営及び公共サービスの向上をどのように実現できるかを議論します。また、データ駆動型の意思決定、デジタル包摂、プライバシー保護、サイバーセキュリティに加え、デジタル変革を持続可能で強靭な、人を中心とした都市づくりにつなげるための政策や連携についても話し合います。
循環経済及び都市資源管理
急速な都市化により、資源需要の増加とインフラ・環境への負荷が高まっています。本テーマでは、資源効率と持続可能性を高める循環経済のアプローチについて議論します。主な議題として、持続可能な消費と生産、廃棄物の発生抑制とリサイクル、水の再利用、エネルギー効率向上、循環型建築、自然と調和したインフラ整備に加え、都市における循環型ソリューションの普及に必要なガバナンス、資金調達およびイノベーションを取り上げます。
APUF-9の大きな特徴は、統合的かつシナジーのある解決策を重視している点です。都市が抱える課題と可能性は相互に深く結びついていることを踏まえ、本フォーラムでは分野や立場を超えた対話を促進し、気候変動対策、強靭性向上、住宅政策、デジタル変革、資源効率化及び社会的包摂性を同時に推進可能かつ拡張性の高いアプローチを議論します。アジア太平洋地域の多様な知見と経験を共有することで、2030年以降を見据えた、強靭で持続可能な都市の実現に向けた共通のビジョンの形成を目指します。